1990年代半ばに開発されたイジェメック(注:「イジェマッシ」社とは別、現「バイカル」)社の回転式拳銃。「Rex」とは「Revolver export」の略称で、その名の通り民間向けに輸出目的で開発された。 現代リボルバーとしては珍しく中折れ式で、さらにポリマーフレームを採用しているなど、独特な構造を持っている。その一方で発射機構は一般的なダブルアクションを採用。ポリマー式のグリップやフレームは必要に応じて組み変えることが可能。 また、ブレイクオープン時に自動的に薬莢を排出する機構も備えている。この機構はスイッチの切り替えによってオン・オフが可能となっている。 ただし現在、イジェメック社のカタログからMP412の名前はなく、販売中止になった可能性がある。
MP412は、ロシアで輸出用として開発された(REXはRevolver for Exportの略である)小型の.357口径マグナムハンドガンである。 ティルトオープン構造や自動排きょうなどの設計は非常に興味深い。 MP412の.357マグナム弾は.44マグナム弾ほどの威力こそないが、ストッピングパワーは非常に高い。 またコンパクトであるため、照準射撃時の連射速度が若干高い。
.44マグナムよりレートやリロード時間に優れ、至近距離ならHSで一撃も可能。 アイアンサイトが非常に見辛く、相手を見失いやすいという欠点がある。 パッチで連射力に上方修正がかかり、セミオートハンドガンより少し遅い程度で撃てるようになった。 威力と連射力に任せた高い制圧力を持つが、すぐにリロードが発生してしまう為確実に当てる技術が必要となるだろう。
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