1998年5月4日に12ゲージの弾薬を使用する軍用セミオートマティック散弾銃をアメリカ軍が求め、これにベネリ社が応じて5挺の試作品を8月4日に提供した。競合する他の散弾銃を抑え、1999年にM1014として採用、初期の2万挺がアメリカ海兵隊に同年供給された。 ガス圧利用式ではあるものの、自動的にガス圧を調節して確実な排莢・装填を行うA.R.G.Oシステム(ガス圧自動調節器)が組み込まれており、従来のセミオートショットガンと比較して信頼性が大きく向上している。また、M3まではセミオートとポンプアクションの切り替えが可能になっていたが、セミオートの信頼性が向上したことと、部品数を減らして信頼性を向上させる目的でポンプアクションは省かれ、作動方式はセミオートオンリーとなっている。
M1014はイタリア製のセミオート・ショットガンで、1999年にアメリカ海兵隊に納入された。 M870とは異なり、ポンプアクションなしでも12ゲージ弾を発射できる、信頼性と汎用性を兼ね備えた武器である。 また様々なアクセサリーを装着するためのレールが備えられ、オープン式チョークによって散弾は広く拡散する。
威力が高いうえにセミオート射撃が可能なので、近距離でのタイマンなら確実に打ち勝てる。 特筆すべき特徴は、リロードキャンセル可能なショットガンの中で1発あたりのリロード時間が最も短い点。 しかし、距離があったり、複数でいる敵を強引にねじ伏せるには装弾数が致命的に足りないのが特徴でもある。 考え無しに乱射すると、あっという間に撃ち切りリロードモーションに入ってしまい、せっかくの利点が活かせない。 そのため、戦果を上げるには、その弱点をカバーできるカスタムと立ち回りを要求される。 スラグ弾とスコープ類を装着し、全兵科用の自動小銃とした運用も使いやすい。
パッチ1.05によりレートが220RPMに、ペレット数が10とかなりの上方修正を受けた。 威力・レート・リロード時間とバランスが取れているので、ショットガン入門としてオススメ。 また、セミオートの枠組みではレートによる差が無くなったので、威力かリロード時間か継戦能力かで差別化が図られている。
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